喉頭がんってどんな病気?喫煙が引き起こす喉頭がんのリスク!
有名アーティストの「つんく」が喉頭がんを公表し、喉頭がんという癌が一般的に知られるようになりました。
しかし、喉頭がんとはどんな病気なのか、どんな人が発病しやすいのか、知らない人も多いかと思います。
そこで今回は、喉頭がんについて簡単にまとめてみました。
まず喉頭とは「のど仏」のことです。
その「のど仏」にできた癌が、喉頭がんです。
喉頭がんは喉頭(のど仏)の部分を3つに分け、「声門上がん」「声門がん」「声門下がん」の3つに分類されます。
・声門上がん
声帯の上にできる癌
・声門がん
声帯の中心にできる癌
・声門下がん
声帯の下にできる癌
約65%が声門上、約30%が声門、約5%が声門下にできるようです。
特に声門下の場合は、早期発見するのが難しく、末期の場合は5年生存の可能性は、ほとんどないとされています。
また、喉頭がんにも他の癌と同じように癌の進行によって4つのステージに分けられています。
・ステージ1
のど仏の表面にあって、転移はない。
・ステージ2
のど仏の内部に入り広がりつつあるが、転移はない。
・ステージ3
声帯機能がなくたる可能性があり、転移もみられる。
・ステージ4
癌がさらに大きくなり、他の機能へ転移する。
・他の癌と比べて治りやすい
喉頭がんは、他の癌と比べて治りやすい癌と言われています。
もちろん、癌細胞が大きくならない早期発見が重要ですが。
[早期の場合]
約90%で治ります。
声が出なくなったり変わることもほとんど無いようです。
[進行癌の場合]
約80%で5年生存。
約75%で10年生存。
癌の進行状況や治療により、声が出なくなる場合があります。
このように、他の癌と比べると治る確率はかなり高いです。
・初期症状
喉の風邪かな?というレベルの初期症状です。
比較的に治りやすい癌であるものの、風邪と間違いやすく発見が遅れる危険性もあります。
・どんな治療で治すの?
早期癌であれば、放射線治療。
その後の状況に応じて抗ガン剤や手術で喉頭部を一部切除。
進行している場合は手術で喉頭部を全摘出、抗がん剤などです。
全摘出の場合は声が出なくなりますが、リハビリによって日常生活や喋ること多い仕事にも支障がないくらい回復するケースもあります。
・末期症状について
喉の痛みや出血、呼吸困難、食事困難など様々な症状がみられます。
症状によりさらに治療が必要になりますが、例えば呼吸困難の場合は気管切開を行い声が出なくなります。
・どんな人がなりやすいの?
一番大きな原因はタバコです。
喉頭がんの90%以上の方が喫煙者のようです。
さらにアルコール、辛いものや刺激物、熱いものや冷たいものも原因として考えられています。
また、遺伝性のある癌とも言われています。
しかし、やはり主な原因はタバコにあるかと思います。
・喉頭がんにならないためには
まず喫煙者は禁煙ですね。
特に1日10本以上吸っている方は危険です。
まずは本数を減らすのも良いですが、本数を減らすのはかえって難しいですので禁煙をオススメします。
また、極端に熱いものや冷たいもの、刺激の強いものを食べ過ぎないようにする。
そして何より早期発見が重要ですので、喉の風邪の症状と思っても症状が改善されずに長く続くようなら、大きな病院で詳しく検査することです。
・最後に
このように、喉頭がんとは誰にでも発病する可能性のある病気です。
特に喫煙者の多い男性の患者が多いのです。
喫煙者の1番簡単で効果的な予防方法は禁煙です。
筆者も昔は喫煙していましたので、タバコを完全に否定するわけではないですが、禁煙することで健康的にも経済的にもメリットが多く、損はしないです。
喉頭がんで声を失うリスクを考えれば、1次的な禁煙によるストレスなんて軽いものです。
ぜひこの機会に、喫煙に対する考えを見直してみてはいかがでしょうか。
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